移動式エアコンは学校で活用できる!小学校や中学校におすすめの4つの理由
近年、地球温暖化の影響で毎年暑さが増しています。小学校や中学校では猛暑によるさまざまな問題が発生しており、学校や自治体は子どもたちを守るためにも適切な処置をおこなわなければいけません。しかし、現状の教育現場では、常設エアコンの設置が進んでいない学校も多々あり、熱中症による臨時休校や子どもたちの体調不良を多く引き起こしています。
常設エアコンの設置が進んでいない小学校や中学校におすすめなのが、「移動式エアコン」です。工事不要の可動式エアコンであるため、学校の形状や環境によって導入台数を検討できます。また、高い冷房能力を備えているので、さまざまな空間を涼しくすることが可能です。
本記事では、深刻な暑さで学校に起こる問題や移動式エアコンが学校におすすめの4つの理由について解説します。
1.深刻な暑さで学校に起こる問題
近年、地球温暖化の影響で毎年暑さが増しています。この暑さのせいで全国各地の小学校や中学校ではさまざまな問題が発生しています。ここからは深刻な暑さで学校に起こる問題について解説します。
・熱中症による臨時休校
・子どもたちの生命の危険
・常設エアコンの設置が進んでいない
それぞれ詳しく解説します。
1.1 熱中症による臨時休校
2024年に政府の環境省が「熱中症特別警戒アラート」の運用を始めました。これに伴い、アラートが発表された際、臨時休校とする小学校や中学校も増えてきています。確かに今までにない暑さの異常気象ですし、子どもたちの健康を考えれば、臨時休校は仕方のないことです。
しかし、小学校や中学校のような教育機関は、学年ごとに教えなければいけない科目や決められた授業数などがあります。これらが臨時休業によってスムーズに実施できない場合、振替の授業などをおこなう必要があります。子どもたちや家庭、教師たちにとって負担にならなければいいですが、臨時休校による授業への影響は否めないでしょう。
1.2 子どもたちの生命の危険
深刻な暑さは、子どもたちの生命の危険にもつながります。子どもは汗をかく能力が未発達のため、皮膚の血流量を増加させ、身体の表面から周囲に熱を逃がすことで体温を調節しています。そのため環境の影響を受けやすく、身体が熱しやすかったり、冷めやすかったりといった特徴があります。深刻な暑さのなかでは、熱しやすい子どもの深部体温は大人よりも大きく上昇し、熱中症のリスクが高くなってしまうのです。
小学校や中学校などの教育機関では、教師たちが気を配って子どもたちの生命を守る必要がありますが、配慮していても熱中症は発生してしまうおそれがあります。子どもたちに気を配ることも大切ですが、学校内を「熱中症にかかりにくい環境にすること」も同じくらい大切です。
1.3 常設エアコンの設置が進んでいない
熱中症に対処するために設備を整えることは非常に重要ですが、実は各小学校・各中学校に常設エアコンの設置が進んでいないのが現状です。
各自治体も対策が必要なことは分かっていますが、費用面や設置工事の時間的な問題から、全国の教育機関の環境を整えるのには非常に時間を必要とするのです。また、校舎だけでなく、体育館や柔道場・剣道場のような場所にも設置を検討しなければいけないため、全体への設置はまだまだ難しいことが推察されています。
2.移動式エアコンが学校におすすめの4つの理由

子どもたちを守るためにも、深刻な暑さへの対策が必要な学校ですが、なかなか設備の充実化には進んでいないのが現状です。費用面や設置工事にかかる時間的な問題から、各自治体も検討を重ねている状態となっています。
そんななかおすすめなのが「移動式エアコン」です。深刻な暑さへの対策や急な空調設備の故障などに対応できることから、最近では企業や自治体でも取り入れられていることが多くなってきました。ここからは、移動式エアコンが学校におすすめの理由について解説します。
・工事不要ですぐに設置できる
・学校の形状や環境によって台数を決められる
・廊下に置くことで階層全体を涼しくできる
・体育館や柔剣道などにも利用可能
それぞれ詳しく解説します。
2.1 工事不要ですぐに設置できる
常設エアコンだと、電源工事や配管工事など設置だけではなくいろんな工事が必要となり、1台につき6〜8時間ほど時間を必要とします。
移動式エアコンは、一般的なエアコンと違って工事が必要ありません。そのため、本体のプラグをコンセントにつなぐだけで利用できます。配管工事も不要なため、電源さえ準備すればその日から使用可能です。そのため、学校への導入も手軽におこなうことができるでしょう。
2.2 学校の形状や環境によって台数を決められる
移動式エアコンは業務用で利用されることを想定しているため、高い冷房能力・暖房能力を備えているものが多いです。
例を挙げると、信越空調の「ヒエスポ」という製品では、一番小さいサイズでも2.8kW、一番大きいサイズだと14.0kwの冷房能力を備えています。幅広い冷房能力のものがそろっているので、学校の形状や環境によって台数を決められます。
2.3 廊下に置くことで階層全体を涼しくできる
移動式エアコンは直進性のあるパワフルな風が吹くので、風通しの良い廊下に置くことで階層を全体的に涼しくできます。ただし、遠い場所は涼しさが半減してしまうので、特に冷やしたいエリアの近くにおいて利用する方が、効果的に冷却できます。
また、冷房と一緒に空間の除湿が可能なので、梅雨のようなジメジメした環境の場合でも、除湿をおこなうことで体感温度を下げることができます。
2.4 体育館や柔剣道場などにも利用可能
移動式エアコンは、体育館や柔剣道場などにも利用可能です。体育の授業や部活動をおこなう体育館や柔剣道場などは、熱中症対策が必須の場所といえます。
移動式エアコンを使えば、電源が使える環境が整っていればその日から使用できるので、体育館や柔剣道場などにもすぐ導入できます。
3.学校の快適な環境づくりは「ヒエスポ」がおすすめ
「学校に簡単に導入できる移動式エアコンが欲しい」
「効率よく涼しくできる空調設備を取り入れたい」
そうお考えのあなたは、信越空調の「ヒエスポ」がおすすめです。ヒエスポは、広い空間でも活用できる性能の高さから多くのお客様に活用されています。深刻な暑さへの対策や急な空調設備の故障などに対応できることから、最近では企業や自治体でも取り入れられていることが増えてきました。
ヒエスポは直進性のある大風量の風が遠くまで届くようになっており、特に冷やしたいエリアの近くに置くことで効果的に冷房ができます。一番小さいサイズで2.8kW、一番大きいサイズで14.0kwの冷房能力を備えており、学校の形状や環境にあわせて幅広い冷房能力から選ぶことが可能です。
また、冷房を使いながら空間を除湿可能なため、乾いた冷気を浴びながら汗を乾燥させることで体感温度をグッと下げることができます。温度が同じでも湿度によって体感温度は変化し、湿度が10%高いと体感温度は1℃高くなるといわれています。湿度を下げることは熱中症の予防にも最適です。
お客様に合わせたさまざまな機種を、販売からレンタル・リースまで幅広く対応しています。ぜひ、信越空調の「ヒエスポ」をご検討ください。
4.移動式エアコン「ヒエスポ」の学校施設への導入事例
4.1 信濃町立信濃小中学校様|廊下をメインダクトとして利用
導入機器
MAC1603 1台/吹き出し口ダクトセット/排熱ファンボックスセット
信濃町立信濃小中学校様は、長野県上水内郡信濃町にある学校です。
気候変動により夏の温度が非常に高くなり、冷房機器の導入が必要となりました。扇風機や冷風機も試したが思ったように効果が得られず、そんな時にヒエスポを導入していただきました。
信濃町立信濃小中学校様では廊下をメインダクトとして利用し、セントラル空調(建物の1カ所に設置した冷暖房装置により、建物全体や各部屋に冷気または暖気を送る方法の空調)のような形で各教室に涼しい空気を送る方法をご提案させていただきました。
4.2 習志野市立習志野高等学校様|空調設備が無い体育館にヒエスポを複数台導入
導入機器
MAC363 4台
習志野市立習志野高等学校様は、千葉県習志野市にある学校です。
習志野市立習志野高等学校様の体育館には空調設備が整っておらず、部活動や体育の授業において熱中症が心配される環境となっていました。
そんな時にヒエスポを導入していただき、涼しい風にあたって熱中症を防止しながら、生徒たちが部活動などに集中できる環境を作り出すことができました。
体育館には100Vの電源しかなかったため、小型のヒエスポを複数台ご提案させていただきました。利用する環境によって、適した機種を選べるのもヒエスポの強みです。
4.3 東京都立大学様|剣道場での多目的利用で導入
導入機器
MAC801 1台/地窓用排熱ダクト(特注品) 1台
東京都立大学様は、東京都八王子市や日野市などにキャンパスを構える学校です。剣道場(約200㎡)での多目的利用で、熱中症対策としてヒエスポを導入していただきました。
従来は大型扇風機や冷風機を使用していたようですが、「温度は下がっても湿度が下がらない」「運転音が大きくてうるさい」などの問題が発生していました。しかし、ヒエスポを導入することで、除湿問題&運転音問題は一気に解消できたとお喜びの声をいただきました。
ヒエスポは冷房を使いながら空間を除湿可能なため、乾いた冷気を浴びながら汗を乾燥させることで体感温度をグッと下げることができます。湿度を下げることは熱中症の予防にも最適です。
5.よくある質問
5.1 移動式エアコンはレンタルやリースでも使えますか?
さまざまなメーカーが移動式エアコンの製品を出していますが、利用の方法は購入だけでなく、レンタルやリースもあります。
まずは実際の使用感や機能性を試してみて導入を検討したいという人はレンタル・リースがおすすめです。
工場や施設のような空間で利用する場合、実際に使用してみなければ「どのくらい涼しく(暖かく)なるのか?」が把握しづらいです。
初めの導入はレンタル・リースからスタートしてみて、使い勝手がよければそのあと購入という流れで導入をおこなってみてもいいでしょう。
5.2 学校や体育館でスポットクーラーを使うのは効果がありますか?
特定の少人数を冷やしたり、休憩場所のような小空間を冷やしたりする場合には効果的です。スポットクーラーはその名の通り「スポット(点)」を冷やすことに重点を置いた空調機器で、特定の場所をピンポイントで空調することに特化しています。
ただ、学校の階層全体や体育館のような広い場所を空調する際には適していません。そのため、スポットクーラーは以下のようなケースに適しています。
・冷房だけでもいいので、とりあえず安く買える空調機器が欲しい
・特定の1人のみなど、局所的な冷却ができる空調機器を導入したい
・扇風機代わりの空調機器が欲しい
能力の高い空調機器を学校に導入したい場合や、一年を通して活用できる空調機器を導入したい場合などは、移動式エアコンがおすすめです。
移動式エアコンは、直進性のある大風量の風が一定の範囲まで届くので、狙ったエリアを効果的に空調できます。とくに冷やしたい・暖めたい場所の近くに持っていくことで、快適な温度を保つ一定のエリアを作ることが可能です。
移動式エアコンとスポットクーラーの違いについて詳しく知りたい方は、以下の関連記事も参考にしてください。
▶「関連記事を読む」
5.3 移動式エアコンのデメリットはありますか?
移動式エアコンのデメリットをまとめると以下の5つです。
・広すぎる範囲の冷却は難しい
・使い方によっては電気代が高くなってしまう
・排気熱で室内温度が上昇する可能性がある
・運転音が大きめ
・さまざまな機種から選定しなければいけない
ただし、デメリットとはいっても、自分にあった機種を選ぶことでそのデメリットは解消できる可能性もあります。
能力の高さや静音性の高さなど、自分が重視したい点を確認して移動式エアコンを選びましょう。
「使用場所にあった適切な機種がわからない!」という方は、ぜひ信越空調にご相談ください!
6.学校にも移動式エアコンの導入を!
本記事では、深刻な暑さで学校に起こる問題や移動式エアコンが学校におすすめの4つの理由について解説しました。
・工事不要ですぐに設置できる
・学校の形状や環境によって台数を決められる
・廊下に置くことで階層全体を涼しくできる
・体育館や柔剣道などにも利用可能
小学校や中学校では猛暑によるさまざまな問題が発生しているため、学校や自治体は適切な処置をおこなわなければいけません。移動式エアコンを利用すれば、特別な工事を必要とせずに手軽に使えて、パワフルな風で学校に快適な環境を作り出すことが可能です。「学校を効率よく涼しくしたい」とお考えの方は、ぜひ一度ヒエスポを検討なさってみてください。
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