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夏場のイベントには仮設の冷房機器が必須!スポットクーラーより移動式エアコンがおすすめの理由を解説

夏場のイベントでは会場内の気温が非常に高くなることが多く、暑さ対策は欠かせません。 
 
対策を怠ると、来場者はもちろんのこと、運営スタッフにも熱中症の危険が及ぶおそれがあります。安全かつ快適に進行させるためにも、イベントには仮設の冷房機器が必須です。 
 
本記事では、イベントには仮設の冷房機器が必須な理由と、おすすめの仮設の冷房機器について解説します。

1.イベントには仮設の冷房機器が必須!

イベント会場には多くの人が集まります。とくに夏場は室温が上がりやすく、既存の冷房設備だけでは十分に温度を管理できないことがあります。そこで役立つのが仮設の冷房機器です。 
 
移動可能な仮設エアコンを使うことで、冷房が行き届かないエリアでも快適な環境を保てます。つことができます。では、こうした仮設冷房を導入しない場合、どのようなリスクが生じるのでしょうか?その具体的な影響について3つ解説します。

1.1 室温が高いと熱中症のリスクが高まりやすい

イベント会場では室温が上がりやすく、熱中症のリスクが高まります。 
 
熱中症というと屋外のイメージが強いですが、実際には屋内での発症も少なくありません。消防庁の発表によると、2023年5月〜9月に熱中症で救急搬送された人のうち、約4割が住居内で発症しており、公共施設や職場など他の屋内でも発生が増えています。 
 
このようなデータからも、屋内であっても十分な暑さ対策が必要であり、参加者はもちろん、運営スタッフにとっても安全管理の面で重要になります。

1.2 輻射熱の影響を受けやすい

イベント会場では、輻射熱(ふくしゃねつ)の影響により室温が上がりやすくなります。 
 
輻射熱とは、太陽や機械から発せられる遠赤外線の熱線が直接物体を温める現象です。輻射熱は風の影響を受けにくいため、日差しを受け続けるイベント会場の天井などはとくに熱を蓄えやすくなります。その結果、室内全体の温度が上昇し、既存の冷房設備だけでは温度管理が難しくなるのです。 
 
対策にはいくつか方法がありますが、そのなかでも仮設エアコンの導入は、既存の冷房設備だけではまかないきれない部分を補う有効な手段のひとつです。

1.3 快適な環境を提供して顧客満足度を高めなければいけない

空調設備を整え快適な環境を作ることで、顧客満足度を高められます。 
 
会場内が暑いと展示やパフォーマンスに対しての集中力も低下し、内容が良くても記憶に残りづらく満足度の低下につながります。また、軽度の熱中症でも頭痛や倦怠感に見舞われ、十分に楽しむことができない可能性もあります。 
 
お客さんに「次回もこのイベントに参加したい」と思ってもらう環境作りのためにも、暑さ対策は必要です。

2.スポットクーラーではイベント会場は快適にならない!?

多くのイベント会場ではスポットクーラーが使用されていますが、広い空間ではそれだけでは十分な冷却効果を得られないことがあります。 
 
スポットクーラーは工事不要で移動可能な便利な空調機器ですが、広い空間を冷やすのには適していないからです。 
 
スポットクーラーは、その名の通り「スポット(点)」を冷やすことに重点を置いた空調機器です。そのため、特定の場所をピンポイントで冷やすことに特化しています。 
 
そのため、休憩場所のような小空間を冷やす場合にはよいですが、とても暑い環境や広いエリアを涼しくしたい場合などには、あまり効果が期待できないかもしれません。 
 
そのため、大勢が集まるイベント会場では、より広範囲をカバーできる冷房機器との併用や、効率を高める工夫が必要です。

3.イベント会場に仮設の冷房機器を準備するなら?

スポットクーラーとは異なり、移動式の仮設エアコンであれば、広いイベント会場でも空間全体を快適に保つことが可能です。実際、暑さ対策として移動式の仮設エアコンを取り入れているケースは非常に多いです。 
 
ここからは、実際にどのような仮設の冷房機器を導入するべきか、具体的なポイントをご紹介します。

3.1 業務用の冷房機器を準備する

イベント会場のように広くて人が多く集まる空間では、冷房能力の高い業務用の仮設エアコンを導入するのが効果的です。家庭用や小型のスポットクーラーでは冷気を行き渡らせるのが難しく、十分な温度管理ができない場合があります。 
 
業務用の仮設エアコンは、大風量の風が一定の範囲まで届くものが多いため、高い冷房能力を備えているケースが多いです。ただし、エアコンと人の距離が離れすぎると冷却効果が薄れてしまうため、来場者が集中しやすい場所や滞在時間の長いエリアを見極めて、ポイントごとに配置することが重要です。 
 
局所的に稼働させることで、効率よく快適な環境をつくることができます。

3.2 幅広いラインナップから選べる

仮設エアコンを選ぶ際には、豊富なラインナップから選べるかどうかも重要なポイントです。会場の規模や構造はそれぞれ異なるため、空間に応じたモデルや台数を柔軟に選べることで、冷房効率を高められます。 
 
また、設置スペースや会場レイアウトへの対応力も大きなメリットです。限られたスペースや通路沿いにも設置しやすく、来場者の動線や安全面を配慮した柔軟な設置が可能になります。

3.3 導入に手間がかからない

仮設エアコンを導入する際に、手間がかからないモデルを選びましょう。 
 
おすすめなタイプは、本体のプラグをコンセントにつなぐだけで利用できるタイプです。コンセントに繋ぐだけで利用できるモデルであれば、特別な工事をおこなわずに簡単に導入できます。 
 
また、会場によっては電力容量の制限や排熱処理のしやすさなど、さまざまな制約があります。選べる機種の種類が多いほど、そうした条件に合ったエアコンを柔軟に選定でき、スムーズに導入できるのが大きなメリットです。

3.4 購入・レンタル・リースなど選択肢があるものを選ぶ

仮設エアコンを導入する際は、機種選びに加えて導入方法の選択も重要です。使用頻度やイベントの規模に応じて、購入・リース・レンタルといった方法から選ぶことで、無駄なコストを抑えることができます。 
 
たとえば、年に何度もイベントで使用する場合は購入やリースが経済的です。一方で、単発のイベントや短期間の使用であれば、必要な期間だけ借りられるレンタルが便利でコストも抑えられます。 
 
利用頻度や予算に応じて、最適な導入方法を検討することが大切です。

4.イベント会場には「ヒエスポ」がおすすめ

「イベント会場を涼しくしたい」 
「満足度向上のために空調設備を取り入れたい」 
 
そうお考えのあなたは、信越空調の「ヒエスポ」がおすすめです。ヒエスポは、さまざまな場所で活用できる性能の高さから多くの方に利用されています。 
 
本体に室内機・室外機を内蔵し、コンセント接続だけで稼働可能。直進性の高い大風量で狙ったエリアにピンポイント冷風を送れるため、全体冷房負荷を大幅に削減できます。加えて除湿機能も備えているため、体感温度をしっかり下げて熱中症リスクを抑えながら、省エネ運転を実現します。 
 
購入・レンタル・リースのいずれにも対応し、予算や運用期間に合わせた導入が可能です。ワンストップで進める冷房効率改善の仕上げとして、ぜひ「ヒエスポ」をご検討ください。

5.移動式エアコンを活用して快適な環境を!

イベント会場の暑さ対策は、参加者はもちろん、スタッフたちなどの安全と快適さを保つために重要です。しかし、既存の冷房設備だけでは十分に温度を管理できないことがあります。 
 
今回紹介した移動式エアコンや仮設の冷房機器を活用して、快適なイベント環境を作り出しましょう。「効率よく涼しくしたい」とお考えの方は、導入実績豊富な信越空調にぜひ一度ご相談ください。