業務用エアコンは費用が高い!?費用相場やおすすめ代用品を解説
製造業の工場や倉庫など、さまざまなところに設置されている業務用エアコンですが、導入費用は家庭用のエアコンより高額になるケースがほとんどです。設置費用も考えると安い買い物ではないため、購入する際は慎重に考える必要があります。
しかし、工場や倉庫など人が作業する環境では、快適に作業がおこなえる環境を整える必要があります。そのため「高いけど設置しなければ…」と悩みながらも設置をする人もおおいのではないでしょうか?
本記事では、業務用エアコンの種類別の費用相場や取り付け価格について解説します。「なにか業務用エアコンの代わりになるものはないか?」と考えている方に向けて、代用品となるアイテムについても紹介しているので、気になる方はぜひ最後までお読みください。
1.業務用エアコンはなぜ高い?
業務用エアコンが高い理由は、エアコン本体や材料そのものの費用がかかっているのもありますが、エアコン本体や材料のサイズが大きいため設置の作業負担がかかってしまい、工事費が高くなってしまうことも要因です。
また、後ほど詳しく解説しますが、業務用エアコンはタイプや馬力の大きさによって取り付け費用に変動があります。設置するタイプや設置する場所によっては、追加工事・特殊工事が必要となるためです。さまざまな要素によって料金が高くなってしまうことは理解しておきましょう。
2.業務用エアコンの費用相場
業務用エアコンは、タイプや設置する場所によって費用相場が異なります。季節や経済状況、販売業者の値引き具合によっても料金は変わりますが、事前に相場を調べて把握しておくことで見積もりを取った時に検討しやすくなるでしょう。ここからは以下のタイプの費用相場を紹介します。
・天井埋め込み型
・天井吊り型
・壁掛け型
・マルチタイプ・シングルタイプ
それぞれ見ていきましょう。
2.1 天井埋め込み型
費用相場:約20〜100万円 |
天井埋め込み型とは、その名の通りエアコンの本体を天井に埋め込んで設置するタイプの業務用エアコンです。
天井ビルトイン形、天井カセット形などとも呼ばれ、4方向に風が出るものや2方向に出るものなど種類があります。本体や配管は天井に隠れ、露出するのはパネル部分のみなのでスッキリとした室内に仕上がります。
2.2 天井吊り型
費用相場:約15〜100万円 |
天井吊り型とは、天井から直接吊るして設置するタイプの業務用エアコンです。
天井埋め込み型と比べて手軽に設置でき、スペースを取らず、運転音も静かなためオフィスや店舗で人気のエアコンです。 遠くまで風を送ることができるため、細長い空間でも活用できます。天井内の懐が狭くて、埋め込み形が設置できない場合にもおすすめです。
2.3 壁掛け型
費用相場:約15〜100万円 |
壁掛け型とは、家庭用エアコンの見た目に近い、壁に取り付けるエアコンです。
横に長い形をした本体を屋内の壁に取り付けて、屋外に室外機を設置します。小さな店舗やオフィス向きと言えるでしょう。
2.4 マルチタイプ・シングルタイプ
こちらはエアコン本体とは別の話になりますが、業務用エアコンは室内機と室外機の組み合わせ方で区別することがあります。室内機に対して1台の室外機が設置されるのが「シングルタイプ」、2台・3台の室内機を1台の室外機で動作させるのが「マルチタイプ」といいます。
マルチタイプは室内機が多い分パワーが強く、ワンフロアで面積のある工場やオフィスなどでの設置がおすすめです。室内機を複数箇所に設置することで、室内全体の温度のムラをなくせます。ただし、シングルタイプより高額になりやすいので注意が必要です。
3.業務用エアコンはタイプや馬力によって取り付け価格が違う
さまざまな種類がある業務用エアコンですが、取り付け価格はタイプや馬力によって変動があります。設置するタイプや設置する場所によっては、追加工事・特殊工事が必要となるためです。また、エアコンの搬入や室外機の設置が、屋上や屋根の上などの特別な場所の場合はレッカーが必要になるケースもあります。
以下は各タイプの業務用エアコンを設置した時の取り付け価格です。ただし、こちらは特別な追加工事が必要なかった場合の「標準取り付け価格」となります。旧エアコンの撤去費用や冷媒配管工事、電気工事など追加工事・特殊工事が必要となった場合は、さらに料金がかかってしまうことは把握しておきましょう。
【室内機(エアコン本体)取り付け標準費用】 |
|
---|---|
タイプ |
標準取り付け価格 |
天井埋め込み型 |
30,000~40,000円 |
天井釣り型 |
30,000~40,000円 |
壁掛け型 |
20,000~30,000円 |
【室外機取り付け標準費用】 |
|
---|---|
タイプ |
標準取り付け価格 |
地面・屋上設置型 |
10,000~20,000円 |
天井釣り型 |
30,000円~ |
壁掛け型 |
30,000円~ |
二段かさね置き型 |
20,000円~ |
4.業務用エアコンの代用品はないのか?
製造業の工場や企業のなかには、「設置しなければいけないのはわかるけど、コスト的に難しい…」というケースもあると思います。業務用エアコンを設置する場合、やはり安くはない費用がかかることがほとんどです。
さらに、企業は職場環境を快適にしていないと、従業員の作業効率の低下や不満にもつながってしまうおそれがあります。大きな問題に発展しないためにも十分な対応をおこなうことが求められます。
そんな時は、業務用エアコンとは別のもので代用するのも1つの方法です。たとえば、おすすめは移動式エアコンです。移動式エアコンとは工事不要の可動式のエアコンです。特殊な工事は必要なく、電源さえあればその日から利用可能です。
また、直進性のある大風量の風が吹くので、空間を効率よく涼しくしたり、暖かくしたりできます。可動式のため、特に冷やしたい・暖めたい場所の近くに設置でき、特定のスペースに風を集中させることで無駄なく効率の良い稼働を実現できます。
5.移動式エアコンなら「ヒエスポ」がおすすめ
「業務用エアコンの代用品としてすぐに移動式エアコンを使いたい」とお考えのあなたは、信越空調の「ヒエスポ」がおすすめです。ヒエスポは、広い空間でも活用できる性能の高さと、電源さえあればすぐ使える手軽さから多くのお客様に愛用されています。
ヒエスポは「シロッコファン」を採用し、直進性のある大風量の風が遠くまで届くようになっています。一番小さいサイズで2.8kW、一番大きいサイズで14.0kwの冷房能力を備えており、さまざまな環境・利用ケースにあわせて選ぶことが可能です。
急な空調設備の故障にも対応できることから、多くの企業や自治体で活用されています。販売からレンタル・リースまで幅広く対応していますので、ぜひ信越空調の「ヒエスポ」をご検討ください。
6.まとめ
本記事では、業務用エアコンの種類別の費用相場や取り付け価格について解説しました。
業務用エアコンが高い理由は、エアコン本体や材料そのものの費用がかかっているのもありますが、エアコン本体や材料のサイズが大きいため設置の作業負担がかかってしまい、工事費が高くなってしまうことも要因です。
製造業の工場や企業のなかには、「設置しなければいけないのはわかるけど、コスト的に難しい…」というケースもあると思います。そんな時は、業務用エアコンとは別のもので代用するのも1つの方法です。おすすめは移動式エアコンです。移動式エアコンの使用を検討したい方は、ぜひ一度信越空調にご相談ください。
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