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工場へのエアコン設置が難しい場合はどうする?工事不要の空調機器のメリットと選び方のポイント

「工場の暑さ対策としてエアコン設置を検討しているけど、コストがかかりすぎる…」 
「工事期間が長くて、すぐに対応できない…」 
 
記録的な猛暑が続く近年、工場の経営者や設備担当者が暑さ対策に頭を悩ませています。 
 
業務用エアコンの設置工事には、高額なコストや長い工事期間、建物の構造上の制約など、課題が多いです。 
 
しかし、工事不要で導入できる空調機器を活用することで、コストを抑えながら従業員の作業環境を改善できる可能性があります。 
 
本記事では、工場にエアコン設置が必要な理由や業務用エアコンが導入できない場合の代替案、工事不要の空調機器選びで失敗しないためのポイントを解説します。おすすめの工事不要の空調機器についても紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

1.工場にエアコン設置が必要な理由

工場にエアコン設置が必要な理由は、おもに以下の3つあります。

エアコン設置が必要な理由
内容
①記録的な猛暑と「安全配慮義務」の深刻化
熱中症対策としての安全配慮義務
②作業効率と生産性の維持
高温環境による作業効率の低下を防ぐ
③法的要件(労働安全衛生規則)違反のおそれ
労働安全衛生規則の遵守

それぞれの詳細をひとつずつみていきます。

1.1 理由①記録的な猛暑と「安全配慮義務」の深刻化

近年、記録的な猛暑が続いており、工場内の温度管理が「安全配慮義務」の観点から重要になっています。 
 
安全配慮義務とは、使用者が労働者の生命や健康を危険から守る義務のことです。 
 
労働契約法第5条により、使用者は労働契約に伴い、労働者の生命・身体などの安全を確保しつつ労働をおこなうことができるよう、必要な配慮をおこなう義務があります。 
 
工場内の高温環境は、熱中症のリスクを高めるため、適切な温度管理が必要です。とくに、夏場の工場内は気温が40度以上になることもあり、従業員の健康リスクが深刻化しています。 
 
記録的な猛暑が続く近年、安全配慮義務を果たすためには、エアコン設置などの適切な暑さ対策が必要不可欠です。

1.2 理由②作業効率と生産性の維持

工場内の高温環境は、作業効率と生産性の低下を招きます。 
 
高温環境下では従業員の集中力が低下し、ミスが増加する可能性が高いです。また、体調不良による休職や離職が増えることで、生産性に大きな影響を与えます。 
 
適切な温度管理をおこなうことで、従業員の作業効率が向上し、生産性が維持されます。

1.3 理由③法的要件(労働安全衛生規則)違反の可能性

工場内の温度管理は、労働安全衛生規則により定められています。 
 
労働安全衛生規則第607条では、「事業者は、労働者を就業させる屋内作業場において、換気、採光、照明、保温、防湿、休養、避難及び清潔に必要な措置を講じなければならない」と規定されています。 
 
また、労働安全衛生規則第627条では、「事業者は、冷房設備を設けている場合には、その効力を保つように維持しなければならない」と定められています。 
 
法的要件を遵守し、従業員の安全を確保するためには、エアコン設置などの適切な温度管理が必要です。

2.業務用エアコンが導入できない場合は「工事不要の空調機器」がおすすめ

企業には、工場で適切な温度管理をすることが求められます。しかし、工場によっては導入コストや設置にかかる期間がネックで、全体空調(大型の業務用エアコン)が導入できないケースも少なくありません。 
 
全体空調(大型の業務用エアコン)の導入が難しい場合は、「工事不要の空調機器」がおすすめです。 
 
工事不要の空調機器とは、室内機と室外機を接続する配管工事が不要で、電源を接続するだけで使用できる空調機器のことです。

工事不要の空調機器のメリット
内容
①導入コスト(イニシャルコスト)が大幅に削減できる
工事費が不要で、機器本体の購入費のみ
②導入までのスピード感が速い
工事期間が短く、すぐに導入可能
③老朽化物件でも導入できる可能性が高い
建物の構造に関係なく導入可能

ここからは、工事不要の空調機器を活用するメリットを解説します。

2.1 メリット①導入コスト(イニシャルコスト)が大幅に削減できる

工事不要の空調機器の最大のメリットは、導入コスト(イニシャルコスト)が大幅に削減できることです。 
 
業務用エアコンの設置工事には、機器本体の購入費に加えて、配管工事費、電気工事費、基礎工事費など、さまざまな費用がかかります。 
 
一方、工事不要の空調機器は、機器本体の購入費のみで、工事費が不要です。 
 
そのため、工事不要の空調機器は、業務用エアコン設置工事と比べて導入コストを大幅に削減できます。 
 
初期投資を抑えながら、従業員の作業環境を改善できますよ。

2.2 メリット②導入までのスピード感が速い

業務用エアコンの設置工事は、見積もりから工事完了まで通常2〜3ヶ月かかる場合があります。 
 
一方、工事不要の空調機器は注文から納品まで1〜2週間程度で、設置も電源を接続するだけで完了します。 
 
工事不要の空調機器は、導入までのスピードが速く、すぐに対応できる点が大きなメリットです。

2.3 メリット③老朽化物件でも導入できる可能性が高い

工事不要の空調機器は、老朽化物件でも導入できる可能性が高い点もメリットです。 
 
業務用エアコンの設置工事は、建物の構造や強度に依存するため、老朽化した建物では工事が困難な場合があります。 
 
配管を通すための穴あけ工事や、室外機を設置するための基礎工事など、建物に負担をかける作業が必要だからです。 
 
一方、工事不要の空調機器は建物に加工を加える必要がなく、電源がある場所であればどこでも設置できます。 
 
建物の改修が困難な場合でも、導入しやすい点が特徴です。

3.工事不要の空調機器選びで失敗しないためのポイント

「工事不要」の空調機器は多くありますが、工場で最大限活用できるものを選ぶには、以下の3点が重要です。

失敗しないためのポイント
内容
「業務用」レベルの冷暖房能力を備えているか
冷却能力(kW)や対応床面積を確認
1年通して活用できるか
冷房・暖房の両機能があるか確認
利用目的や場所に合わせて位置変更できるか
移動式か固定式か、キャスターの有無を確認

それぞれの詳細をひとつずつみていきます。

3.1 ポイント①「業務用」レベルの冷暖房能力を備えているか

工事不要の空調機器を選ぶ際は、「業務用」レベルの冷暖房能力を備えているかを確認することが大切です。 
 
工場のような広い空間を冷やすには、家庭用レベルの冷房では能力不足になる可能性があります。 
 
冷却能力(kW)や対応床面積を確認し、自社の工場の広さに適した製品を選びましょう。 
 
また、工場内の温度設定や、従業員数、作業内容なども考慮する必要があります。 
 
「業務用」レベルの冷暖房能力を備えた製品を選ぶことで、効率的な温度管理が可能です。

3.2 ポイント②1年を通して活用できるか

工事不要の空調機器を選ぶ際は、1年を通して活用できるか(冷房・暖房の両方あるか)を確認することが大切です。 
 
工場の作業環境は、夏は暑く、冬は寒いため、冷房だけでなく暖房も必要になるケースが多いです。 
 
冷房専用の製品では、冬場に活用できないため、年間を通しての投資対効果が低くなります。 
 
工場の作業内容や、年間を通した温度管理の必要性を考慮し、冷房・暖房の両機能がある製品を選ぶのがおすすめです。 
 
1年を通して活用できる製品を選ぶことで、長期的なコスト削減につながります。

3.3 ポイント③利用目的や場所に合わせて位置変更できるか

工事不要の空調機器を選ぶ際は、利用目的や場所に合わせて位置変更できるかを確認することが大切です。 
 
工場内の作業エリアが変わる場合や、局所的に冷暖房したい場所がある場合、移動できる製品の方が便利です。 
 
移動式の製品には、キャスターが付いているものが多く、作業エリアに合わせて位置を変更できます。 
 
利用目的や場所に合わせて位置変更できる製品を選ぶことで、柔軟に活用できます。

4.工事不要で高性能の移動式エアコン「ヒエスポ」がおすすめ!

「業務用エアコンの代用品として工事不要な空調機器を使いたい」とお考えのあなたは、信越空調の移動式エアコン「ヒエスポ」がおすすめです。 
 
ヒエスポは、広い空間でも活用できる性能の高さと、電源さえあればすぐ使える手軽さから多くのお客様に愛用されています。 
 
ヒエスポは「シロッコファン」を採用し、直進性のある大風量の風が遠くまで届くようになっています。とくに冷やしたい・暖めたい場所の近くで稼働させることで、快適な温度を保つ一定のエリアを作ることが可能です。 
 
一番小さいサイズで2.8kW、一番大きいサイズで14.0kwの冷房能力を備えており、さまざまな環境・利用ケースにあわせて選べます。 
 
急な空調設備の故障にも対応できることから、多くの企業や自治体で活用されています。販売からレンタル・リースまで幅広く対応していますので、ぜひ信越空調の移動式エアコン「ヒエスポ」をご検討ください。

5.まとめ

工場でのエアコン設置工事についておさらいしましょう。 
 
記録的な猛暑が続く近年、工場では安全配慮義務や作業効率維持、法的要件(労働安全衛生規則)遵守の観点から、エアコン設置などの適切な暑さ対策が必要です。 
 
しかし、業務用エアコンの設置工事には、高額なコストや長い工事期間、建物の構造上の制約などの課題があります。 
 
そのため、工事不要の空調機器を活用することで、コストを抑えながら従業員の作業環境を改善できます。 
 
自社の工場の状況に応じて、最適な空調対策を選び、従業員の健康と生産性を守りましょう。 
 
もし「効果的な空調機器を導入したい」といった課題をお持ちであれば、ぜひ一度信越空調にご相談ください。