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移動式エアコンの5つのメリット!選び方のポイントもあわせて解説

移動式エアコンは工事不要の可動式のエアコンで、パワフルな風で素早く冷却可能です。特に冷やしたい・暖めたい場所の近くに設置しながら、快適な温度を保つ一定のエリアを作ることができます。熱中症の対策や急な空調設備のトラブルに対応でき、その利便性から企業や自治体でも取り入れられることが多くなってきました。温度や湿度が高い工場や、快適な環境を保つ必要があるイベント会場など、多くの場所で移動式エアコンが活用されています。

本記事では、移動式エアコンのメリットや活用できる場所、移動式エアコンの選び方について解説します。 

移動式エアコンのメリット

移動式エアコンはその利便性の高さから多くの場所で利用されています。しかし、「普通のエアコンに比べてどんなところがメリットなの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。移動式エアコンの主なメリットは以下の5つです。
 
・必要なところだけを効率的に冷房・暖房できる 
・工事不要で手軽に設置可能 
・エアコンとしての性能が高い 
・除湿も可能 
・業務用エアコンの代用品としても使える 
 
それぞれ詳しく解説します。 

必要なところだけを効率的に冷房・暖房できる 

移動式エアコンは、直進性のあるパワフルな風が素早く遠くまで届きます。そのため、必要なところだけを効率的に冷房・暖房できます。 
空気は温度が高いと上へ溜まり、温度が低いと下へ溜まる性質があります。そのため、工場やイベント会場のような広い空間でエアコンをつけると、性質によって空気が分散してしまい、なかなか冷えない・暖まらないことが多いです。

移動式エアコンを使えば、特に冷やしたい・暖めたい場所の近くに設置して、快適な温度を保つ一定のエリアを作ることができます。もちろん移動式エアコンとの距離が遠くなると冷房・暖房の効果は弱まってしまいますが、定めたエリアをメインに稼働させることで、効率的に冷やしたり、暖めたりが可能です。 

工事不要で手軽に設置可能

移動式エアコンは、一般的なエアコンと違って工事が必要ありません。キャスターで動かせられるようになっているので、利用したい場所に手軽に設置することが可能です。 

業務用の取り付け型のエアコンだと、電源工事や配管工事、冷媒チャージなどさまざまな工事が必要となり、1台につき6〜8時間ほど工事がかかります。複数台設置するとなるとさらに多くの時間がかかるでしょう。 
移動式エアコンは、本体のプラグをコンセントにつなぐだけで利用できます。配管工事も不要なため、電源さえ準備すればその日から使用可能です。そのため、急な空調設備のトラブル対応や、短期間のイベントのようにスポットで空調設備が必要となるケースなどに利用されることが多いです。 

エアコンとしての性能が高い

機種にもよりますが移動式エアコンは業務用で利用されることを想定しているため、高い冷房能力・暖房能力を備えているものが多いです。

例を挙げると、信越空調の「ヒエスポ」という製品では、一番小さいサイズでも2.8kW、一番大きいサイズだと14.0kwの冷房能力を備えています。エアコンとしての性能が高いうえに、さまざまなサイズ、冷房能力を備えているものがあるため、場所や環境に合わせたものを設置することが可能です。

除湿も可能 

移動式エアコンはパワフルな乾いた風が吹くため、冷房と一緒に空間の除湿が可能です。

「涼しくする」と聞くと、温度を下げることばかりを考えてしまいがちですが、湿度を下げることも非常に重要となります。温度が同じでも湿度によって体感温度は変化し、湿度が10%高いと体感温度は1℃高くなるといわれています。 

移動式エアコンを使えば、空気の流れが悪い場所や梅雨のようなジメジメした環境の場合でも、空気を除湿して汗を乾燥させることができます。汗は蒸発するときに身体から熱を奪い、体温を下げる働きをしてくれるので、除湿をおこなうことで体感温度を下げることができるでしょう。 

業務用エアコンの代用品としても使える

移動式エアコンは、業務用エアコンの代用品としても使えます。工場のような場所では、業務用のエアコンを設置している場合が多いですが、広い空間に業務用エアコンを設置しようとすると多大なコストがかかります。また、耐用年数も定められているため、耐用年数に合わせて入れ替えをおこなわなければなりません。業務用のエアコンだと、電源工事や配管工事、冷媒チャージなどさまざまな工事が必要となり、工事の手間がかかります。費用的なコストもかかるのはもちろんですが、設置工事のために工場の稼働を止めなければいけないこともあり、その時間分の損失が発生してしまうかもしれません。

しかし、移動式エアコンを活用すれば、業務用の空調設備と比べると非常にコストを抑えながら冷房・暖房を利用できます。工場のような作業をおこなう場所では、おおよその作業する場所が定まっていることが多いので、特に利用したいエリアを定めて局所的に冷やす・暖めることが可能です。 

移動式エアコンの選び方

高い機能性を備えている移動式エアコンですが、さまざまなメーカーが移動式エアコンの製品を出しているため、「どれを選べばいいのか分からない」と悩む方もいるかもしれません。ここからは移動式エアコンの選び方を紹介します。

性能の高さ

まず第一にエアコンとしての性能の高さをチェックしましょう。自分が移動式エアコンを使う場所や環境に合わせたものを設置しなければ、効果的に冷房・暖房を使うことができません。

冷房能力は「kW」(キロワット)で示されます。例として、家庭で使う通常のエアコンであれば、6畳で2.2kW、8畳で2.5kWといったところが目安となっています。空間の広さによって異なるので一概には言えませんが、工場や学校などで使うような業務用のエアコンだとエアコンを使用する空間の広さや用途に合わせて適切な冷房能力のものを選ぶ必要があります。 

移動式エアコンであれば、さまざまなサイズ、冷房能力を備えているものが幅広くあるため、自分の環境に合わせたものを選ぶことが可能です。「広い部屋で利用するけど、冷やすのは風があたる場所だけで十分」といった場合は小さなサイズを選んで使用するなど、用途に応じて選べるでしょう。 

静音性能

移動式エアコンは室内機と室外機が一体型になっているため、機種によっては稼働音がやや大きくなってしまうこともあります。

多少音がしても気にならない場所で使うのであれば意識する必要はありませんが、どうしても音を小さくしたいという場合は、できるだけ静音性能の高い機種をつかうのがおすすめです。機種によっては稼働音が抑えられるように、部品によって仕組みを施しているものもあります。

排気ダクトがつけられる

移動式エアコンは、前に冷たい風を出すのと同時に、後ろから熱い空気を排出します。後ろが窓の近くや換気扇の近くなどであればすぐ排出できるので、効率的に冷房を使うことができます。しかし、そうでなければ熱い空気が部屋のなかに取り残されてしまい、部屋の温度がなかなか下がらないといったケースも考えられます。

そのような際に、この熱い空気を外に排出できる排気ダクトがあると、部屋の温度上昇が防げます。全機種、排気ダクトは後付けでき、移動式エアコンを利用する場所や環境に合わせて設置するか決めることが可能です。 

快適な環境を作り出すなら「ヒエスポ」がおすすめ

「効率よく涼しくできる移動式エアコンが欲しい」 
「1年を通して活用できる空調設備を取り入れたい」

 
そうお考えのあなたは、信越空調の「ヒエスポ」がおすすめです。ヒエスポは、広い空間でも活用できる性能の高さと、電源さえあればすぐ使える手軽さから多くのお客様に愛用されています。 
 
ヒエスポは「シロッコファン」を採用し、直進性のある大風量の風が遠くまで届くようになっています。一番小さいサイズで2.8kW、一番大きいサイズで14.0kwの冷房能力を備えており、工場やイベント会場、学校などさまざまな環境・利用ケースにあわせて選ぶことが可能です。 
 
また、「移動式エアコンは音がうるさい」と不安を持つ方もいらっしゃると思います。ヒエスポは、『インバーター制御・アルミ筐体・アルミバッフルプレート』を採用していることにより、機器の動作音が大幅に低減しています。静かに利用できるので、稼働音が妨げになることもありません。 
 
お客様に合わせたさまざまな機種を、販売からレンタル・リースまで幅広く対応しています。ぜひ、信越空調の「ヒエスポ」をご検討ください。 

移動式エアコンのメリットを最大限活用しよう

本記事では、移動式エアコンのメリットや活用できる場所、移動式エアコンの選び方について解説しました。

移動式エアコンはメリットが多く、さまざまな環境や利用ケースにあわせて活用することができます。工場やイベント会場、学校などで、「室内を快適な温度・湿度にしたい!」とお悩みの方は、ぜひ一度ヒエスポを検討なさってみてください。